「南方熊楠っまんじゅう」7月2日から菓匠二宮で発売:6月22日(月)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。田辺の闘鶏神社の近くにある「菓匠二宮」であんパンのような見た目と食感の和菓子「南方熊楠っまんじゅう」が発売されます。パッケージ製作の際に問い合わせをいただいたので紹介します。パッケージが凝っています。マッチ箱のようで、8種類ともそれぞれ熊楠のエピソードが書き込まれています。本館所蔵の「動物学」に熊楠が描いた海の生物のイラストや、土宜法龍に似た猫の絵もあります。包装紙やパッケージの文章は、読む愉しさがあるので、しばらく手元に置いておきたくなります。

30年ほど前に熊楠邸の資料調査をした時に、蔵の中にはお菓子やマッチの空き箱がいっぱいありました。いろんな標本を入れておくために、熊楠が貯め込んだものです。熊楠のように、マイコレクションの何かを入れて、大事に置いておきたくなるようなパッケージです。CDでジャケットを見て気に入って購入するという「ジャケ買い」というのがありますが、お菓子では「箱買い」というのもありですね。まんじゅうには焼き印が押してあって、当たりはミナカテラ・ロンギフェラ。外れると熊がクスッと笑う趣向だそうです。熊楠の”マッチ箱入り”まんじゅう、見かけたら楽しんでみてはいかがでしょうか。