皆さんこんにちは。臨時休館中の南方熊楠記念館チョボいちです。
館長室の窓を開けると、いろんな虫が入ってきます。館長さんが捕まえた、大きな寄生蜂を紹介します。蜂と言っても刺すハチではありません。ヒメバチ科のオオホシオナガバチです。羽根に茶色のうすい紋があるので「大星」、尾が長いので「尾長蜂」です。木の幹に棲んでいるカミキリムシの幼虫に産卵するための長い産卵管を持っています。幼虫時代に木の幹のなかで、カミキリムシの幼虫を食べて育つ寄生蜂です。黄色と黒のはっきりした模様があり、木の幹に産卵するような、しなやかな身のこなしをします。先日、自動販売機の前で大きなヒラタクワガタを見たという情報もあります。虫の種類が多いのは、番所山の自然が豊かな証拠です。昆虫を探してみませんか。
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