皆さん、こんにちは。記念館の「チョボいち」です。当館では全国で唯一?、一年中生きて動いている変形菌(粘菌)の変形体を御覧頂けます。今日は変形菌培養用の寒天培地の作り方を紹介します。とっても簡単です。栄養分は全く入っていないので、変形菌の移動のための水分を提供するための培地です。
用具は上のとおりです。台所用品ばかりです。変形体は塩素が大嫌いなので、シャーレは水道水で洗ってから充分乾燥させます。鍋に水600mlと寒天9.0gをいれて竹べらで混ぜながら沸騰させ、5分間以上吹きこぼれないように煮溶かします。それを、シャーレに24~25個くらいにつぎわけて、冷やします。それを冷蔵庫で保管します。もんじゃ焼きのヘラで、昨日与えた餌に移動した変形体の部分を切り取って、新しい寒天培地に載せます。
反対側へ餌(オートミール)を置いて、発泡スチロールの箱へ入れて、一晩おくと、新しい餌まで移動します。
古い培地で広がった変形体の一部を、新しい寒天培地へ切り出して、餌を置く。コレを毎日繰り返してきます。