「卯の花くたし」と「はしり梅雨」 センダンの開花:5月18日

皆さん、こんにちは。記念館の「チョボいち」です。
和歌山方面から白浜までの高速道路沿いや、近くの山ではウノハナが満開です。記念館周辺には、ウノハナは見かけませんが、田鶴の交差点から鳥の巣までの道路沿いにウノハナを小型にしたようなマルバウツギが満開です。ほかにも日本版ライラックの「オオバイボタ」、「カマツカ」などの白い花を見かけます。今日は蒸し暑く、午後から前線の雨の予報です。まさしく「卯の花くたし」です。

ところで、記念館玄関の近くに「番所鼻灯台・展望広場」への看板がつけられました。番所鼻灯台や展望台への散歩道への入口が分かりやすくなりました。塔島を見ながら普通に歩いて10分くらいで展望台へ行けます。看板の近くにもセンダンの木があります。展望台にもあります。熊楠が愛したセンダンが咲き始めました。もう少し経つとたくさん咲いて、曇り空に溶け込むようなぼおっとした薄紫が、まさに「紫にけぶる」センダンになります。

「卯の花くたし」の頃は「はしり梅雨」とも呼ばれるそうです。はしりの意味は、「季節に先立つ」の意味で、梅雨が近いことを指します。20日(日)には内之浦で干潟の観察会が開かれます。同日、白良浜で泳いだり、バイクやマラソンで走り回るトライアスロン大会も開催されます。晴れることを祈ります。