竹杖の焼き付け

みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。

今日(9/12)は、前線通過のため、白浜も朝から大荒れでした!みなさま、大丈夫だったでしょうか?

さて、あまりの大雨のため、お客様の来場も少なく・・・、あら、本館入口でスタッフの深瀬さんがなにやら作業をしています。

 ◀作業中の深瀬さん

私 「深瀬さん、何してはるんですか??」

深瀬「あぁ、これは竹杖を焼いているんですよ。竹はあぶると油が出て、そして腐りにくくなるんですよ。」

 ◀バーナーで竹杖をあぶる様子

少し比較してみましょう。まずは、焼き付け前の竹です。

 ◀あぶる前の竹杖

そして、コチラ(下の写真)が焼き付け後の竹杖です。

 ◀あぶった後の竹杖(別の杖を撮影しています)

少し焼き色が付いて、美味しそうになっていますね。焼きムラがあると、いい感じに見えるそうです。せっかくなので、私もチャレンジしてみました!

 ◀焼き付けに初挑戦!

ブォーーーーーーーー。メラメラ。ブォーーーーーーーー。あつつつ。

竹にバーナーの炎を当てると、少し油が出て、ツヤツヤに!!ちょっと焦げたところは、焼き栗に似たような香りが!!正直お昼ごはん前だったので、お腹が減りました。笑

さて、南方熊楠記念館では、地元の杖作家:坂本二郎さんが毎年、番所山登山者のために竹杖を寄付してくださっています。近年は、シンプルな竹杖に加え、赤・青・白・黒の紐で飾られた魔除け杖を寄付してくださり、記念館利用者に人気です(非売品ですが!)。

 ◀魔除け杖

 ◀入口の杖立

元々急坂な上に、大雨で滑りやすくなっております。お帰りの際には、是非この竹杖をご利用くださいませ。※数に限りがあります。使いたいのに無いときもあるかもしれません。ごめんなさい。