みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。
毎日暑い日が続いていますが、みなさんお元気ですか?私は元気です。
◀本日も快晴なり!
ブィーーーーーーン。 あ、小型飛行機が飛んでいます。
ここ白浜には、飛行場があり、東京ー白浜間を1日3便、就航しています。また、小型飛行機も時々飛んでるのを見ることができます。私は高所恐怖症なので、飛行機乗りの楽しみは分かりませんが、下から見上げる分には気持ちがいいです!
◀番所崎を一周り
さて、先日(8/24)、番所崎を一周してきたのですが、これが西日本全部が猛暑という、とてつもなく暑い日だったのです!←(暑さに強い子で良かったです!)
タイドプールの水を触ってみて、ビックリしました!いつものお風呂のお湯くらいの温度があります!
◀お湯!≓ 40℃
これでは、中にいる生き物たちも大変ですよね!今日は海辺の生き物の暑さ対策を見てみましょう!ちなみに私は、麦わら帽子・長袖・長ズボン・長靴で、見た目は暑いんですが、極力直射日光を浴びないように心がけています!
そして、足元のタイドプールを見れば・・・ ヤドカリが水(湯)を出ています!
◀お湯を出て、風で涼むヤドカリ
水温が40℃を超えると、気温が35℃位なので、おそらく外に出た方が涼しいんでしょうかねー。^^ なお、潮風が吹いているため、風に当たると、汗が気化して、涼しく感じます。ヤドカリが汗をかくかどうかは分かりませんが、同じように気化熱を利用して涼んでいるんでしょうねー。
ちなみに、岩場は日光を浴びて、アチアチになっています!こんな砂漠のような暑さに負けずに生きている生物がいるんですよ。ほら! この子たち、アラレタマキビガイ(5mm位)です!
◀3段に重なるアラレタマキビガイ
※上の写真に写っている影は、撮影している私の影です。すみません!
あまりに暑いため、貝の上に貝が乗っています!上の写真の中央やや左上には、3段貝になっているの分かりますか??本当に小さい貝で、意識しないと見つけられないほどですが、このように工夫して生きているんですね-。
◀中にはイボタマキビも!
写真中央には、イボタマキビがアラレタマキビガイの上に<よっこいしょ>しています!!笑
また、その近くのタイドプールでは、マツバガイが風で涼んでいる様子も観察できました。
◀風で涼むマツバガイ
ちょっとよく分からないかもしれませんが、マツバガイの貝殻の下が数mm空いています!ここに潮風が「すぅ~~」と入って、まるで扇風機の風を受けるがごとく身体を冷やしているんですね!
ちなみに通常はどうなっているのかというと、ちょっとツンツンしてみようと思います。
ツ ン ツ ン ・・・ シューーン。
◀通常のマツバガイ
ほら、見てください。マツバガイの貝柱が収縮して、岩に貝殻がくっつきました!
この他にも、暑い日向を避け、日陰、、日陰、、と目を凝らしてみれば・・・
◀避暑地で涼む貝&ヤドカリがいっぱい!
もう少し波が当たる場所へ出てみれば・・・
◀ヤマトヒメアワモチも!
こんな真っ昼間・猛暑では、なかなかお目にかかることのないヤマトヒメアワモチ(写真中央の黒い丸い生物)も日陰で涼んでいましたよ!
他にも、日陰になっている岩の窪みには、タコやカニやウニなどが入って、暑さを凌いでおりました。早く夕方になって、涼しくなるといいですね。人間も海の生物も一緒ですね!^^
私 「はぁ~~、疲れた!ひとやすみ!」
と、本館のベンチで麦茶を飲んでいると、お隣にはカナヘビがいました。
◀自動ドア前のカナヘビ
全く、動きません。写真を撮ろうとかなり寄っても、逃げません。どうしたのでしょうか???撮影のため、最大限に近づくと・・・ウィーーンと自動ドアが開き、冷気が漏れ出てきました!
◀冷房が漏れ出て涼しいらしい
なるほど!カナヘビはこれを待ってたのですね!確かにカナヘビサイズだと、自動ドアの間の数mmの隙間から出てくる冷気で十分気持ちがいいかもしれません!人間も海の生物も山の生物も一緒ですね!!^^