みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。
本日、粘菌教室が無事に終わりました!計14種類もの粘菌が見つかって、よかったです!
さて、どんな感じだったのか、振り返ってみましょう!
◀講師の山東英幸先生です!
9:30に当館の多目的室に集まり、粘菌採集のコツを教えていただきました!南方熊楠先生も、初めて粘菌をイギリスへ送ったときには、虫の卵や糞などを送っていたのだそうです!^^ “間違えないと上手くなれない”ということで、「ドンドン質問して、たとえ間違えても次々とチャレンジしてくださいね」と、山東先生から心強いお言葉をいただきました!
さぁ! いよいよ番所山へ繰り出します! バケツに採集箱、香取線香を身につけてレッツゴーです!
◀粘菌を探す人々①
粘菌は、朽ち木や枯れ葉の他に、立木の皮、そして生きている葉の上でも観察できるということで、基本的には地面とにらめっこです!うーーん、うーーーん。一枚一枚葉っぱをめくったり、木や草なども、なめるように観察していきます!
◀粘菌を探す人々②
和歌山県立自然博物館の川上新一先生も応援に来てくださいました!川上先生、ありがとうございます!
参加者「先生!これは粘菌でしょうか??」
先生「お。これは○○ホコリ。粘菌ですね!」といった調子で粘菌がドンドン見つかります!
◀ジクホコリ
◀ツノホコリ
参加者が多いせいか、皆さんが熱心なおかげか、粘菌が次々に発見されていきます!!よかった~!!><
ここ番所山では、粘菌観察のシーズンは、梅雨~夏なのだそうです。ベストなタイミングだったかもしれないですね!
さて、持ち帰ってきた粘菌たちを同定・標本作成していきます!
◀採集した粘菌たち(1人分です)
図鑑を見たり、先生方に聞いたりして、1つ1つ種を同定していきます。 ◀サビムラサキホコリ(教科書のような標本ですね!)
◀ホソエノヌカホコリ(黄色いふわふわのヤツです!)
◀ウツボホコリ(赤いふわふわのヤツです!私も欲しかったです!)
種名が分かったら、標本ラベルに和名、学名、採集地等の情報を書き加えて、粘菌標本を作製します!熊楠になったような気分ですね♪^^
◀作成した粘菌の標本たち(1人分です!)ステキなお土産ですね♪
この他に、シロエノカタホコリ、コカタホコリ、クモノスホコリ、シロジクモジホコリ、テリエカタホコリ、スミレアミホコリ、ヒメカタホコリ、タマジクホコリなど、計14種類を観察することができました!これも参加者の皆さんの熱意と、山東先生や川上先生のおかげです!本当にありがとうございました!
◀みんなで記念撮影!お疲れ様でした!
7/30(日)にも「番所山のキノコ・粘菌を学ぼう!」という観察会を予定しています。まだまだ参加者募集中ですので、興味を持たれた方はお早めにご連絡ください。お待ちしています!