ヌルデの実

こんにちは閑話猿です。

番所山のヌルデが大量に実をつけています。このヌルデはウルシ科ですが、かぶれる成分がほとんど無いようです。今年の夏にヌルデとウルシを間違えた方が触ってしまい後々かぶれたとの報告がありました。

実が熟れていない頃は実に白い粘着性のものが付いていました。調べてみるとこれは、リンゴ酸カルシウムの結晶で、「ぬるで塩」と呼んで塩の代用としたようです。

そこから実が熟すと実は赤褐色になっています。これも鳥が目当てにやってくるようです。

ちなみに、昨年はヌルデに実よりも大きなものがついていました。これは葉にヌルデシロアブラムシが寄生した虫こぶですが、今年は見かけませんでした。

 

ヌルデの五倍子

ヌルデの五倍子