貝を見て

こんにちは閑話猿です。

白浜町瀬戸には「貝寺」と呼ばれるお寺があります。お寺は浄土宗で大信山本覚寺といいます。なにゆえ貝寺と呼ばれるのかというと、地元の漁師の方々が寄贈された珍しい貝を数多く展示室があるからです。

そのお寺の境内には、正岡子規の高弟である俳人松瀬青々の句碑があります。

「貝を見てあとは桔梗を眺めけり」

この句で貝を見るとは本覚寺のことでしょう。「桔梗」とは何か?

かつて番所山にはかつて桔梗が多く咲き、「桔梗平」と呼ばれていたそうです。この句から推察すると本覚寺で貝を見た後に、円月島方面へ行き桔梗平らを見たのかも知れませんね。