貝類コレクションの準備

みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。

2017年4月15日(土)~16日(日)の日程で、梅樽温泉ホテルシーモア(白浜町)にて日本貝類学会平成29年度大会が開催されます。それに関連して開催される“白浜ミニシェルショー”に、南方熊楠記念館も参加することになりました。南方熊楠でなぜ貝・・・?え?粘菌じゃなくて??と疑問に思う方も多いでしょう。実は、あまり知られていないことですが、南方熊楠の貝類コレクションが残っているのです!

 ◀収集していた貝類の入った木箱の写真

南方熊楠と言えば、植物やキノコ、粘菌、化石、鉱物など幅広くいろいろなものを収集していたことが知られていますが、貝類も相当数集めており、それが本館に残っているんです。

 

94科483種、整理番号は2000余り!←(2000年に日本貝類学会評議員の湊 宏さんに整理・調査していただきました)

 ◀ハマグリの標本

南方熊楠が生きていた頃、当時の環境を知る上でも貴重な試料になります。みなさんが御覧になって「へぇ~」となるような展示にできたらいいなと思っています。頑張ります!