御座船 – 南方熊楠記念館

こんにちは閑話猿です。

１月１０日は十日えびすということで、白浜、田辺の神社を訪ねてみました。

そのなかで、西宮白浜恵美寿神社が合祀されている熊野三所神社に行きました。境内には提灯や幟が立てられ、普段の静かな趣と打って変わり祭りの様相を呈していました。

その他に注目すべき点として、熊野三所神社の境内に「御座船奉安庫」があります。その中には一艘の白色の船が格納されています。この船は昭和４年（1929）6月1日に昭和天皇がこの御座船に乗られ、神島へ上陸しました。その際に南方熊楠にお会いになっておられます。もう少し小さい船を想像していましたが、船丈二十八尺（約8.48m）、船幅五尺六寸（約1.6ｍ）という大きさでした。氏子さんたちが整備されているためか90年以上を経て綺麗な状態でした。