密集・密接ですよ 

南方熊楠記念館の館長です。早朝、出勤途中に京都大学白浜水族館前を通り過ぎ、記念館に向かおうと車を進めていたところ、番所山不動堂横の堤防にたくさんの黒色の姿が‥。

これ何?と目を凝らして見ると、このご時世に反して密集・密接状態の鵜の姿でした。これから餌場へ向かおうとする前の休憩のようです。100羽近くの数、そして大食漢であるこの鵜たちが来襲し魚を食べられたらたまったものではありません。

以前、鵜たちは熊楠が守った国の天然記念物である神島をねぐらにしたため、糞害で貴重な植物が枯れるという事件がありました。鵜たちは自然のままに生きているのですが、人にとってはやっかいな生き物のようです。