特別展の展示物

こんにちは閑話猿です。

現在開催中の特別展「ミナカタ・ソサエティから記念館へ」では、熊楠の関連資料の他に番所山の時代による移り変わりも展示しています。

例えば、現在「洞門」は臨海の北浜にあるものを指しますが、昭和50年代には番所崎、すなわち灯台の下にも「洞門」がありました。現在この「番所崎の洞門」は崩れてしまい見ることはできませんが、写真から位置を特定することができました。

この他、昭和41年の「番所山臨海パーク」の案内図なども展示しています。この図の裏は食堂のメニュー表になっており、当時の価格がわかります。

これによると、番所山臨海パークの入場料が大人100円、小人50円です。そして食堂はテキA(ビーフステーキか?)は1,500円、カレーライス150円となっています。

現在の当館の入館料で考えると、入館料は6倍となります。するとテキAは現在の価格で9,000円、カレーライスは900円となります。和定食Aが当時300円なので、6倍で仮定すると1,800円です。なんとなく、現在の白浜でありそうな値段ですね。それにしてもテキAが特に高い気がしますね。

長くなりましたが、特別展ではこのような郷土の情報がわかる資料も展示しているので、懐かしい写真を見ながら楽しんでいただけると思います。

2024年の番所山ウォークにて洞門の解説 ここにかつて洞門があった 空中展望大食堂のメニュー表