昔は3つ

こんにちは閑話猿です。

今回は屋上から見られる塔島について紹介します。当館の屋上出入り口を出てすぐに右手に塔島の大山が見えます。この大山の岩礁であるコイサンバには、釣り人が多くやってきています。それは渡船もあれば、ゴムボートで上陸している人たちもいます。

当館での塔島の解説には以下のようにしるされています。

江戸時代には穴が3つ空いている名所として知られ、紀州三大文人画家・桑山玉洲の「船山勝概図巻」(1793年)に描かれている。

このように、かつて塔島は円月島の3倍の海蝕洞があった島だったようです。現在では崩落し大山・大仏・ふで山が残っているのみとなりました。

現在も残っていたらと考えますが、海岸線から遠いため円月島ほど映えるスポットにならなかったかもしれません。