こんにちは閑話猿です。
2月からはじまる企画展準備で東京大学総合研究博物館へ調査に行ってきました。その合間に東京大学附属図書館の建物を見てきました。
この図書館は和歌山県とも関係があります。2023年に当館で開催した特別展「南方熊楠と関東大震災」においても、そのことを取り上げました。その関係というのは、1923(大正12)年に関東大震災が発生し、東京大学図書館は全焼してしまいます。そうした事態に紀州徳川家の当主であった徳川頼倫が自邸の敷地で運営していた私設図書館「南葵文庫」の蔵書を復興のため寄贈しました。
そのため東京大学附属図書館には徳川慶喜の揮毫による「南葵文庫」の扁額が展示されています。今回の調査では附属図書館への入館を申請していなかったので、この扁額を見ることはできませんでした。
東京大学附属図書館に入館できる機会があればこの扁額を見てみたいものです。
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