こんにちは閑話猿です。
昨日12月15日に特別展「南方熊楠と熊野古道」展の講演会「南方熊楠と熊野の自然」を開催しました。寒い中たくさんの方々が聴講に来られ、非常に盛り上がりました。
講師をされた橋爪博幸さんは「南方熊楠による神島の保護運動―主に、保安林指定までの動きを追って―」と題して、神島に自生しているキノクニスゲを採集し牧野富太郎に送ったことや日本に天然記念物の概念を広めた三好学と熊楠との関係についてお話をしていただきました。
そして内藤麻子さんからは「和歌山県における牧野富太郎の足跡を追う-那智山・高野山の植物-」と題して、牧野富太郎が全国各地で開催した植物採集会のこと、和歌山県博物学会のこと、研究者どうしの交流などについてお話をしていただきました。
会場ではハカマカズラの葉、莢、実などを触っていただく機会もあり、話を聞くだけでなく体験もできる講演会になりました。