こんにちは閑話猿です。
師走になり、急かされている気分になってきます。今回はお正月にゆっくり読める南方熊楠に関する書籍の紹介です。
志村真幸『在野と独学の近代 ダーウィン、マルクスから南方熊楠、牧野富太郎まで』中公新書
熊楠のように大学や研究所に所属することなく、独学でそれぞれの分野の権威となった人物たちを取り上げています。
目次を見ると、イギリスではダーウィン、マルクスといった人物、熊楠も投稿していた『ネイチャー』などが取り上げられています。日本では、牧野富太郎、柳田国男らの章があります。なかでも超能力研究で知られる福来友吉について章が設けられているのも興味深いですね。
私は文中で「「知る」ことは楽しい」」という文言が気に入っています。
年末は忙しくても正月休みにオススメする一冊です。