いい香りの正体

こんにちは、学芸員実習生の中川です。

実習に来た初日から、私にはとても気になっていることがありました。

それは記念館へと続く、番所山公園のすぐ入口からほんのりと香る、甘い香りの正体です。

 

いくつかの地点で忘れた頃にふわっと香ってくるので、どの植物が発しているのかが非常に気になっていました。なんとか最終日までに判明させたいと思っていたところ、本日夕方に、ようやくその正体をつきとめることに成功いたしました!

 

それは、オニドコロというヤマイモ科の植物でした。

漢字では鬼野老と書くそうです。かわいくないですね。根茎に生えているひげ根が老人のひげに似ていることが由来だそうで、花言葉は「子だくさん」だとか。番所山公園での繁殖具合を見ると、たしかにそうかも、と言いたくなりました。

 

名前とは裏腹に、とても可愛らしい小さなお花を咲かせているので、来られた際にはぜひ一度、この素敵な香りをご堪能ください。