こんにちは閑話猿です。
今月初旬に南紀熊野ジオパークセンターの推進事業者等向け勉強会、意見交換会に参加してきました。
前半は座学と展示見学をし、その後橋杭岩に行き現地説明を受けました。これまで何度か橋杭岩には行っていますが、岩々の下まで行ったことはありませんでした。特に橋杭岩が泥岩層の割れ目にマグマが固まったことを示す痕跡は興味深かったです。番所山の不整合ほどではないですが、泥岩層の上に火成岩がのっていることがわかります。
橋杭岩と弘法大師の伝説は熊楠も取り扱っています。鉱物収集をしていた熊楠にはどのように写ったのでしょうか。ちなみに、熊楠は「桑名徳蔵と橋杭岩の話」(『南方熊楠全集』第3巻 521-546頁)で橋杭岩に関する伝説やその類例があることについて述べています。
左からゴロゴロ岩、黒岩、タコ島など名前がついている | 蛭子(ひるこ)島 |
蛭子島の根元 | 九龍島と鯛島 |