桜の下にでたキノコ

こんにちは閑話猿です。

昭和天皇の御製の碑横にある桜の下にキノコがでていました。特徴ある傘の形状からアミガサタケだと思います。大きさは5cm程度です。

この辺りは毎年様々なキノコが発生する場所ですが、アミガサタケがでたのは初めてかもしれません。

当館の寄託資料には熊楠の研究協力者でキノコ四天王のひとりである樫山嘉一に宛てた書簡があります。そのなかの昭和14年4月14日の書簡には、アミガサタケについて書かれたものがあります。その書簡のなかで「馬我野、田辺町、鉛山、稲成村、新庄村、和歌山附近等より手に入り有之(これあり)」とし、さらに「これは牛乳で煮れば、中々うまく、又滋養品に有之候。」と書いています。

このアミガサタケの味にも興味はありますが、こちらはイタモジホコリに与えてみようと思います。