漂着物を拾いました

こんにちは閑話猿です。

先日磯に下りた際に漂着物を拾いました。写真を撮影したものは、雛人形の飾り、ストロー、食品トレイです。それぞれ何処から流れてきたのかと思うようなものですね。

特にストローは、最近のファストフード店では珍しくなってきたのではないでしょうか。吸い口が直径10mmもあります。かつて流行したタピオカも悠々と吸い込めそうです。

 

ちょっと話は変わりますが、タピオカブーム最盛期に「柳田国男が朝食にタピオカを食べていた」という情報を得ました。熊楠も海外生活が長かったためか、高野山管長の土宜法竜へ宛てた書簡(明治36年7月18日)の中にタピオカについて書いてありました。内容はかの「南方マンダラ」を書いた書簡です。この書簡では「やりあて」について、熊楠が語っている箇所に「タピオカという大滋養品は、病人にははなはだよきものなるに、これを産出する植物の生の汁は人を殺す毒あるごとし」としています。考えるにこれは蒟蒻でも同じ例として間違っていないですし、法龍にもわかりやすかったはずです。なぜにわざわざタピオカなのか。

ここが熊楠の感性というべきものなのでしょうか。

拾った漂着物 南方マンダラと同じ書簡に書いてある。