ロウが取れる木

こんにちは閑話猿です。

番所山公園も落葉がすすみ、鬱蒼とした雰囲気に光が差してきました。逆に寒々しいともいうのでしょうか。

昨年も発見しましたが、櫨の木(ハゼノキ)が確認しただけでも3本はあります。ヤドリギのようにも見える実をつけていますね。これを集めて、絞るとロウソクに使うロウが採取できます。

この他にもハゼノキは弓の材料や染料として木芯を使ったようです。天皇の袍(ほう)色である「黄櫨染(こうろぜん)」はハゼノキと蘇芳の芯材で染め上げているそうです(『有職植物図鑑』 183頁)。

秋は葉が真っ赤に紅葉しますが、芯は黄色いとは面白い木ですね。

 

ただ、ウルシ科ウルシ属なので汁液が肌に付くと皮膚炎の症状がでるようです。

こんな実でもコゲラは食用にするとか。胃の中はどうなっているのでしょう?

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