こんにちは閑話猿です。
番所山公園入り口横にあるトウオガタマに褐色の毛に覆われた芽が出ていました。そして5月2日には花が咲いていました。昨年のブログでは5月4日に花が咲いたことが確認できます。
この木は中国原産で、オガタマの仲間です。トウオガタマは、熊楠が樫山嘉一(キノコ四天王)にも苗を分け育てるようにすすめました。
熊楠は「オガタマの木について」(『南方熊楠全集』 第6巻 新聞随筆・未発表手稿 217-221頁)で「当郡瀬戸の藤九郎神社に1,2丈の大木数本あり」と述べています。
これは現在盛長神社と藤九郎神社と表示のあるものを指しているのかと思います。
熊楠は「藤九郎」と書いていますが祭神が鎌倉武士の「安達藤九郎盛長」となっているので、どちらの名も使われているのでしょう。
今はこの神社にオガタマの木があるのか、機会があったら見てきたいと思います。
参考:南方熊楠記念館ブログ 2021年5月4日
トウオガタマの芽(4月11日) |
毛をまとっている(4月11日) |
トウオガタマの木 |
5月2日 | 5月2日 開花 | 5月6日 |