森林ウォークを実施しました:11月7日

こんにちは閑話猿です。

令和3年紀の国森づくり基金活用事業、環境省吉野熊野国立公園パートナーシップイベントである番所山の森林探検2021の最後のイベント「森林ウォーク」を実施しました。

先週から降水確率が80~90%の予報が出ているなか、多くの参加申込をいただいていたため、折角ならば実施したいと願っていたところ、曇でした。

今回も南紀熊野ジオパークガイドさんにご協力をお願いし、森林のことジオのことを解説していただきました。樹木に詳しいガイドさんがメンバーに入っておられたので、番所山が森林を見ながら、山の栄養が豊富であること、その栄養が海に流れ魚が集まることで、豊かな海が育まれることなどを重点的にお話してもらい、11月3日に展示されたアオウツボホコリの標本も参加者の方に解説付きで見学しました。

番所山は時期的にウバメガシやヒメユズリハなどに実がついており、秋の恵みを感じながらのウォークでした。また、大きく生長したモンステラやカミヤツデ、絶滅危惧種のリュウビンタイの話題もでました。参加者から様々な視点で質問がでますが、ジオパークガイドさんや番所山を愛する会のスタッフも様々な知識を有しているため、各所で盛り上がっていました。

2時間のウォークは最初長いように感じますが、実施してみると瞬く間に時間が過ぎていました。本年度は本日のイベントにて終了となりますが、また趣向をこらしたものを計画したいと考えます。

 

はじめのあいさつで、番所山の歴史について語る会長 樹冠を見ながら、植生について解説

 

釣り人を見ながら森と海との関係を説明する

 

番所鼻から芝生広場へ移動する アコウについて解説 植物の種子散布戦略について解説
不整合について 円月島を見ながら、地形の成り立ちについて解説① 円月島を見ながら、地形の成り立ちについて解説②