こんにちは閑話猿です。

1900年（明治33）の10月15日に熊楠が何をしていたのか？

 

答えは、ロンドンからの船が神戸港に到着しました。当時の日記によると

朝早く神戸着無恙（つつがなく）上陸。税関直にすみ、十時過後藤方に着く、電信及一状国元へ出す。五時頃常楠来る。飯後市に上、買物す。それより帰り久く話し十時過臥す。

また、熊楠の「履歴書」によれば、神戸に迎えに来た弟の常楠は「小生の無銭に驚き」さらに「書籍標品のおびただしきにあきれたり」とあります。その後熊楠は、理智院（大阪府泉南郡岬町多奈川谷川）へ連れていかれ、しばらく滞在しました。

 

高さ６１センチ、幅８２センチ、奥行き５２センチもある特注のトランク