こんにちは閑話猿です。
秋分の日が過ぎ、秋の気配が近づいてきました。SNSを見ていると曼珠沙華(彼岸花)が一面に咲いた写真をよく見ます。
同時に展示はできなかったのですが、前回の特別展「熊楠が収集した雑誌」展に熊楠が描いたシビトバナが展示されていました。熊楠は1枚のイラストで、つぼみ、花、球根を写実的に描いています。はてさえ、このイラストは何に使われる予定だったのか・・・『日本及日本人』(大正4年1月1日:平凡社版全集5巻)に掲載された熊楠の「石蒜の話」に掲載されたものは、同一ではありませんでした。
ちなみに、石蒜(せきさん)とは彼岸花のことです。では、次回は熊楠も取り上げた彼岸花の俗称について述べたいと思います。