こんにちは閑話猿です。
調査でウロウロとはしていますが、思わぬ発見もあるものですね。
白浜の綱不知公園で高浜虚子の歌碑を見てきました。白良浜方面にもあるのですが、これは未見です。
すぐ横の高札を見ると昭和8(1933)年に虚子が白浜に一泊しているそうです。
句碑には綱不知から汽船に乗る際に見た牡丹桜を詠んでいます。
「白濱の牡丹桜に名残りあり」
虚子は正岡子規の弟子ですが、どうも熊楠とは接点はなかったようです。もう一人の弟子の河東碧梧桐は南方邸でビールを飲んでいますね。
綱不知とは、おもしろい名前・・・もっとも、以前いた土地には「藪不知」なるものがありました。綱不知は船をもやっておく綱がいらない程穏やかな場所というのが由来だそうです。そのため、昭和4(1929)年の昭和天皇行幸の際にはこの場所が選ばれたのでしょう。地名は面白いですね。
虚子の句碑 |
説明の高札 |
綱不知の交差点にて |
|