こんにちは。閑話猿です。遅ればせながら、8月13日の産経新聞に当館の企画展が紹介されました。
この図は過去の資料整理の際、大正3年の『日本及日本人』に挟まっていたのが、目録に記録されていましたのを見つけ、展示しました。
記事にもありますが、熊楠は『ネイチャー』に「The Mandrake」を3回(1895年、1896年、1898年)にわたって投稿しています。さらに付け加えれば昭和6年の『民俗学』に「樟柳神とは何ぞ」で、マンドレイクと「商陸」の類似性に関する論を展開しています。
熊楠は「本草図」という資料の人参が男性的に描かれ、マンドレイクが女性的に描かれていることを比較して、何か文章を書こうとしたのでしょうか?
本図の公開は9月1日までとなっております。
熊楠が描く神秘の植物「マンドレイク」初公開 産経WEST
https://www.sankei.com/article/20210813-E7MDWNJ3TVL3LMKKEYM27CK5LM/