こんにちは。閑話猿です。
先月25日の昆虫観察会を前に職員が白浜周辺で捕まえたシロスジカミキリの生体展示をしていました。南方系のカミキリムシであり、山陰近く出身の私は始めて見る大きさでした。
体を触るとキシッキシッというロボットかと思うような威嚇音、絶対噛まれたくないと思うアゴなど衝撃的でした。彼?は昆虫観察会後も2、3日エントランスの虫かごにいましたが、番所山へ放たれました。逃がして速攻で鳥に襲われないことを祈ります。
ちなみに、カミキリムシは漢名で「天牛」と書きます。丑年には良いマスコットかもしれません。
熊楠が執筆したものの中で、「天牛(カミキリムシ)」を探すと、「続南方随筆」に思わぬ内容でありました。主な内容は、薬となる虫などの事で、疳の虫の薬として赤蛙や蝸牛を小児に食べさせることを挙げています。その中で天牛の例で
現に予の宅の下女は、木を割って天牛の仔虫を見出だすごとに、必ず食い、旨いと言う(「続南方随筆」『南方熊楠全集』第2巻 平凡社 530頁)。
と書いています。さすがに熊楠はそれを見ていただけのようです。蜂の子を食べる感覚はわかりますが、それと同じようなものなのでしょうか?食べたことのある方がおられましたら、感想を教えて下さい。
5cmくらいだが、威圧感がある。 |
この顔が怖い・・・ |
絶対に噛まれたくない |
達者でくらせよ~ |