本日、令和3年度紀の国森づくり基金活用事業 環境省吉野熊野国立公園パートナーシップイベント 「番所山の森林探検2021」の昆虫観察会を実施しました。
これまで粘菌観察会や森林ウォークなどのイベントを企画しましたが、昆虫観察会には多くの方が参加してくれ、驚きと嬉しさ、一抹の不安などもありましたが、無事に開催できました。
今回も講師の的場先生、藤五先生をお招きして、昆虫の解説や森林と植物について番所山を歩きながらレクチャーしていただきました。
印象的だったのは、先生方が「昆虫を持って帰ってもいいです。ただ、上手に飼えるか・・・おそらく飼えずに虫が死んでしまうと思います。そこから命を学んで下さい」という事を言われたのが印象的でした。
実際に昆虫採集をする際には、子どもたちが講師の先生に負けず劣らず、多くの虫を捕まえていました。当初子どもたちが狙っていたカブトムシやクワガタは見つかりませんでしたが、バッタやイナゴ、コシアキトンボを捕まえる子ども、蝶を狙う大人など、多くの方がいるからこそ、番所山に生息する昆虫を見ることができました。
また観察会中に、先生がマムシを発見し撮影した写真を参加者に見せながら、危険な蛇であることを教えてくれました。中にはマムシを初めて見る大人の方もおり、大変驚かれていました。
今回参加された方は、上富田や田辺市、岩出市、大阪からもお越しの方がいらっしゃり、番所山の森林と昆虫について学びました。
アンケートでは、「観察会の回数を増やして欲しい」「先生がついてくれて子供が色々と聞きながら学ぶことができて最高です。」「次回は花のある時期に、楽しみにしています。」など貴重なご意見を頂きました。これを踏まえて次年度も計画していきたいと思います。
次回のイベントは8月22日の森林ウォークで白良浜方面へ向かいます。参加者募集しておりますので、是非お申込み下さい。