百年目

こんにちは。閑話猿です。本日はセンダン(栴檀)についてです。

落語の演目「百年目」にセンダンが出てきます。

噺の大筋は、口うるさくて真面目一本で通っていた番頭が、隠れて色々と遊びをやっており、花見に太鼓持ちや芸者を連れて行った先で、店の旦那にばったり出くわす・・・そして翌日旦那が番頭へ下の者をもっと労ってやれ、下の者がいてこそこの店があると諭す所でセンダンが登場します。センダンの根元にはナンエンソウ(南縁草?)という汚い草が生えているが、これが木の生長には欠かせない。ナンエンソウもセンダンの落とす露が良い栄養となる・・・これが下の者を労ってやりなさいという内容に繋がります。

番所山公園にもセンダンがありますが、どれがナンエンソウなのかと、いつも見ています。まぁ南天竺の例なので、日本にはないかもしれません。

こんな噺をしていたら、古今亭志ん朝の「百年目」が聞きたくなりました。

センダン

センダンの花