皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
9月29日に田辺市の神島にいちばん近い小学校6年生のみなさんが、記念館で郷土の偉人南方熊楠について学習されました。学校のすぐ近くにある神島で学習するのに同行しました。近くの港から渡船にのり、神島の周りをまわって、おやまとこやまの違いを観察しました。おやまは熊楠達の努力で天然記念物に指定されそのまま保護されてきましたが、こやまはその前に伐採された二次林です。海上からその違いがよくわかりました。こやまはハカマカズラに覆われて、その下からヒメユズリハやクスノキが育っています。長い年月がかかるかもしれませんが、回復することを願います。その後、浜に落ちているゴミを集めてもらいました。たくさんのプラスチックゴミが打ち上げられていて、私たちの生活を見直すきっかけに成ったと思います。田辺市教育委員会の特別の許可をもらって実施した学習です。神島が一番身近な小学生に、この学習を活かして、将来の神島を大切に見守ってもらいたいと思います。一般の方は、神島には上陸できません。
おやまへ船をつけます |
おやまからこやまへの磯 |
集めたゴミ |
神島から番所山、塔島が見えます |