屋上ど根性植物:8月14日(金)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。暑いです。私がいつもいる部屋は、カウンター当番の時間にエアコンを消して出て、帰ってくると35℃になっています。屋上の日向はパンパンに暑い灼熱の世界ですが、塗装の剥がれたところに「ど根性植物」が生えています。シダ植物のオニヤブソテツとアコウの樹です。シダは湿気の多い日陰にしか生えないというのはウソです。胞子が空中を漂って来て、こんな乾燥した場所でも生えてきます。アコウはカラスの糞に混じって運ばれてきたものでしょう。この暑さでも大丈夫なようです。植物のど根性には驚きます。しかし、塗装の隙間に根を張られると、水漏れの原因になりますから、即刻退場していただきます。昨年から生えている木製ベンチに生えたアコウの樹は、ますます元気です。空中の湿気を求めて気根を伸ばしています。こちらは実害がないので、もうしばらく置いてもらえます。

オニヤブソテツ

アコウ

木製ベンチに生えたアコウ

2年めなので、根が伸びています。