モンキアゲハ幼虫、蛹になりました:7月31日(金)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
安藤蜜柑の葉を食べて育ったモンキアゲハと思われる幼虫、先日コンクリートの上で保護して、紙箱に入れておいたところ無事蛹になりました。蜜柑の若葉色の蛍光色の模様があり、見つかりにくい工夫をしているのに感心します。一週間ほどで蝶になるはずです。透明なケースに入れて、観察していこうと思います。

オオホシオナガバチの標本

5月にオオホシオナガバチを紹介しましたが、死んでしまったので、標本にして、新しいドイツ箱にいれて保管しています。もし、ご覧になりたい方がありましたら、学術スタッフにお声掛けください。オオホシアシナガバチよりもっと尾(産卵管)が長い馬尾蜂(ウマノオバチ)は、朽木のなかのカミキリムシの幼虫に卵を産みます。その産卵管が朽木に刺さったままになったものが「山姥の髪の毛」と呼ばれると、熊楠は書いています。キノコの一部が山姥の髪の毛と呼ばれることもあります。熊楠全集に掲載されている「山姥の髪の毛」を読んでみてください。