「番所山森林探検」崎一周しました:7月5日(日)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。昨夜は大雨でしたが朝から曇り、実施中は太陽が出て、雨傘を日傘代わりにしました。16名のお客様、4名のジオガイド、3名のスタッフで、和歌山県令和2年度「紀の国森づくり基金活用事業」の第一回目を実施しました。屋外なのでソーシャルディスタンスは充分です。流暢な日本語のALTの方々や、観光に来られて飛び入りで参加されたお客様もあり、にぎやかに楽しんでいただけたようです。コースは、番所鼻灯台のウバメガシ林から「オオグソ」を見て、芝生広場から円月島裏の磯へ降り、番所崎をまわって塔島、天然橋からタブ林の中を記念館まで登りました。潮はよく引いていたので、入道の磯周辺でソフトコーラルの赤いウミトサカが岩からたくさんぶら下がっていたり、ナマコやシマスズメダイ、スラスズメダイ、オハグロガキ、ケガキ、ヒバリガイモドキ、オオヘビガイ、マツバガイ、ベンケイガニなど「番所山自然観察ガイドブック」に出ている生き物がたくさん見られました。ユウスゲ、ハマゴウの花もありました。昨夜の大雨で、磯の水たまりに森から浸み出た紅茶のような、養分をたっぷり含んだ水が溜まっているのが見られました。森は海の母です。森林探検は、12月まで毎月第一日曜等の10時から12時に開催しています。くわしくはチラシを御覧下さい。

館長と番所山を愛する会会長の挨拶

南紀熊野ジオガイド築山さんのお話

コースを確認して、10:20出発

海沿いの崖のウバメガシ林

ガイドなしでは行けない、番所鼻灯台のウバメガシ林。

第3展望広場の「恋人の鐘」を鳴らすのは・・・。

良く引いた芝生広場近くの磯。

ケガキ、オハグロガキが一面

入道近くの岩からぶら下がっているウミトサカ

大きなナマコ。「連れて帰りたいほどキュート!」という声も。

晴れた海食洞の天然橋。絶景です。

タブ林を登って無事、12:00解散。