緑化工事開始:6月2日(火)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
第二駐車場横の空地は、土壌が硬くてガザニアなどの園芸植物を植えてもなかなか育ちませんでした。このたび花博記念協会の助成をいただくことになり、緑化工事を始めました。まず、ブルドーザーで土壌を柔らかくして、バークたい肥などをいれて、ウバメガシなどの在来種を植樹します。番所山は江戸時代、桔梗が原と呼ばれた松林だったそうです。記念館が建てられたころには松林があったそうですが、今は遷移がすすんで、ウバメガシやモチノキなどの常緑樹の森になっています。今回植えるウバメガシは、白浜町が和歌山県の「紀の国森づくり基金活用事業」で苗木の配布をうけてもらったもので、地元の小学生が竹の筒に蒔いて発芽して2年経ったものが含まれているそうです。和歌山県林業試験場中辺路試験地へ受け取りに行って、立派な苗を100本戴きました。今週末に、番所山を愛する会のメンバーで、ウバメガシとキキョウの苗や発芽してきたハカマカズラも植えて、桔梗が原の風景をイメージした楽しんでいただけるように、大切に育てていきたいと思っています。

ウバメガシの苗

キキョウの苗