皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
番所山は、熱帯植物園であった頃の名残で、ヤシの木や観葉植物も元気に育っています。アロカリアは55年前に記念植樹されたものが、シンボルツリーのように大きく育っています。植物にプレートを100枚つけました。この事業は和歌山県の令和元年度「紀の国森づくり基金活用事業」による助成を受けています。白浜町立第一小学校や、田辺市立新庄第二小学校の皆さんが学習に来られた時につけてくれました。例えば、スロープの途中にあるコウヤボウキ。枝を束ねて箒にしたという植物ですが、今、可愛い花をつけています。このプレートにQRコードがついています。スマホでQRコードの写真を撮って検索すると、アボック社(植物プレートの製作者)の提供している無料の植物図鑑につながります。詳しい解説を読むことができますので、興味のある植物のプレートを見つけたら、ご覧ください。
コウヤボウキはかつては赤松林の下草として普通に見られた植物ですが、常緑樹の林では枯れてしまうので、あまり見かけなくなりました。 |