渡りの前のアサギマダラ:11月10 日(日)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。本日も放送大学の授業が行われています。1限目は野外実習でした。番所鼻から芝生広場を経て海岸へ降りて磯観察、あと少し潮が引けば番所崎を一周回れたのですが、残念ながらもう一度記念館へ戻り、ウバメガシの森を観察して、別の道でもう一度海岸まで降りて天然橋を観察しました。風が無く、暖かいので蝶が舞っています。アサギマダラ、シジミチョウ、ハナアブなどが満開のツワブキの花にいます。アサギマダラはこれから南国へ渡るのでしょうか。渡りの調査のために、翅にマークがあることがありますが、この個体にはありませんでした。翅に傷があるので心配です。上手に風に乗って、無事渡ることができますように。昆虫は冬支度です。植物プレートの下には、サツマゴキブリが集まって冬眠の準備をしています。ゴキブリと言っても家の中にいるゴキブリと違って森の中にいるもので、無害です。ツヤツヤして綺麗です。

月桃(ゲットウ)にかわいい実がついています。種子を鳥が運びます。