皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
昭和40年4月に開館した南方熊楠記念館の本館が国の登録文化財に登録されることになりました。野生司義章(のうすよしあき)氏の設計で、重厚なコンクリ―ト製です。らせん階段があり、モダンな美しい建物です。作るときには、コンクリートなどの資材を台地上まで上げ、水道もなかったので夜通し水を溜めて作業するなどたいへんな苦労があったそうです。55年も前のことで、今では当時の事を語ってくれる人も少なくなりました。本館は耐震工事をして、今ではDVDをご覧いただいたり、特別展を催したり、観察会や講演会する場所に有効に使っています。「久遠の光」という冊子に掲載されている、当時の写真も紹介しておきます。
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