皆さんこんにちは。例年なら梅雨ですが、梅雨前線がまだ太平洋にあって、涼しくて快適な日が続きています。
最初の写真は昨年秋の台風で波をかぶり、砂がたくさん打ち上げられた京大水族館前の様子です。大量の海水を被ったので、京大水族館前のハマユウ(浜木綿)が咲くか心配していましたが、今、たくさんの花が咲きそろっています。やはり海岸に適応した丈夫な植物です。
昨年9月台風後 | 現在の様子 |
ハマユウは、オモト(万年青)に似た存在感のある葉なのでハマオモト(浜万年青)とも呼びます。繊細な白い花で、夕方には芳香がします。ヒガンバナ科の植物で、美しい花は地元の和歌山県立田辺高校の校章のデザインに使われています。球根や種子で増えます。種子は海水に浮かんで運ばれ、砂浜に打ち上げられて増えていきます。丸い大きな種子を拾ったら、植えてみてください。雪が積もらない温かいところなら、観葉植物のように楽しめます。ちなみに、有毒植物なので、植物体も種子も食べないでください。