皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
今日、田辺市の原和男さんから「安藤みかん」の実をたくさんいただきました。ロビーに置きました。手に取ってみて下さい。さわやかな香りがします。
左は普通の温州蜜柑、右は安藤みかん。 | 本館前の安藤みかんの木。風よけをつけました。 |
「安藤みかん」とは、田辺藩主が門外不出にしていた「ご当地蜜柑」です。熊楠はこの蜜柑を地域の特産品として売り出そうと、農家に栽培を奨めました。熊楠邸でも栽培し、親しい人に贈り、自分も毎日2個絞ってジュースを飲んでいました。味はグレープフルーツよりあっさりした感じです。田辺市内の地産地消店で、ごくたまに、瓶入りのジュースが販売されていますので、購入できればラッキーです。田辺市で栽培を殖やそうとしていますが、まだまだ収穫量は少なく、レアものです。原さんから寄贈された苗木は、新館完成記念として本館の前に植えられています。ここは冬の潮風が強いので、モチノキに風よけをつけてみました。来春には肥料をいれて、大切に育てて、実がつくのを楽しみにしています。