皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
旧標本庫の整理をしています。ヒノキ製の箱にアクリル板の蓋がついた立派な標本箱があります。しかし、この箱は夏は30℃以上、冬は10℃以下になり、湿度の幅も大きい場所に置いていたため、蒸発したヒノキの精油がアクリルの蓋に付いて油滴になっていました。油滴はヒノキの良い香りがします。幸い箱の中には資料や標本類は入っていなかったので、被害はありません。これは、温度変化の激しい場所で、ヒノキの標本箱を使って資料を保管するのはあまり良くないという見本です。お気を付け下さい。ちなみに、アクリル板についたヒノキの精油は、アルコールで拭くときれいに取れました。
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