地震の時、記念館は標高31mです:11月4日(日)

皆さん、こんにちは。南方熊楠記念館の「チョボいち」です。
11月2日の16時50分頃、震度4の地震がありました。閉館間際でしたが、携帯電話で緊急地震速報の聞きなれない大きな音がしました。そのあと、しばらく揺れて、エレベーターの扉が自動的に開いて「降りてください」とアナウンスがありました。数分後、屋外の白浜町のスピーカーから地震の情報と、津波の心配が無いという放送が流れました。帰り道では、釣り場から戻ってくる人にたくさん会いました。今回は津波の心配が無いという情報があったので、安心しましたが、海沿いの道路を自動車で走りながら、もし、津波が来るのがわかったら、どこへ避難しようか、真剣に考えながら運転しました。
ちなみに、当館の碑の前に国土地理院が地形図を作る基準として設置した三等三角点があり、標高は31.7mです。円月島(高嶋)は、高さ25mです。もし、番所山の北西の磯などで緊急地震速報を聞いたら、海岸斜面の森から記念館まで登ってください。道はありませんので、荷物を捨てて、サバイバルです。森の端にはサルトリイバラやイヌザンショウやツルグミなどの棘のある植物もありますが、しばらく登ると棘のある植物は無くなります。そのまま一気に木の枝や幹をつかみながら登れば、海岸から10分以内で記念館までたどり着けます。昼休みに、番所鼻の磯で貝殻拾いをした後に、試しに登ってみました。緊急時には参考にしてください。

三等三角点です。ツワブキが咲いています。
番所山北西の浜からみた記念館。満潮時、この浜から磯伝いには逃げられません。緊急時には、道はありませんが、この斜面の森の中を登るしかありません。正面の排水パイプのある谷沿いか、正面右側の尾根が登れなくはないです。記念館から降りるのは危険です。緊急時、登る時のみ、にしてください。