皆さん、こんにちは。記念館の「チョボいち」です。永井朋生さんは10日夜のパーカッションライブの後、毎日記念館で音響の微調整をされて、本日お帰りになりました。完成した「南方熊楠音楽」とは、何なんでしょうか。楽曲は2つの曲で構成され、一階のエントランスホールでは「熊楠の一日」、二階の展示室では「熊楠脳内粘菌術」が流れています。展示室から南方マンダラの描かれた自動ドアが開くと、その二曲が混じり合い、踊り場で新たな3曲目が生まれます。萃点は「南方マンダラ」の自動ドアの前です。自然の音が主ですが、音源がいったい何なのか、想像しながらお聴きください。海の音、風の音、鳥のさえずり、浜辺の足音、人の声、番所山のワシントンヤシモドキの葉ずれの音、楠の枝、紀州備長炭の音、水滴の音、鈴石の音、冊子のページをめくる音・・・・・・。聴くたびに違うミックスになります。田口音響研究所のスピーカーから流れる素晴らしい響きを、エントランスホールや渡り廊下の椅子に腰掛けて、あるいは資料を御覧いただきながらゆったりとお楽しみください。永井さんに戴いたライトアップされたライブの画像を紹介します。幻想的な光と空間が伝わると嬉しいです。