梅雨空でも四国が見え、アジサイ満開です:6月18日

皆さん、こんにちは。記念館の「チョボいち」です。
今朝、大阪周辺で地震がありました。こちらではほとんど影響はないのですが、大阪、京都周辺の被害に遭われた方々には、お見舞い申し上げます。私ごとですが、高槻の親戚では通勤に影響があり、水道は止まり、瓦が落ちて雨漏りが心配と聞きました。少しでもみなさんの被害が少なくなるよう、祈ります。
今日は梅雨空で,展望デッキは開けていませんが、渡り廊下のガラス窓から海を見ると、四国が見えました。雲の様子も力強く風情があります。災害になるほどの雨は嫌ですが、雲の様子は見飽きません。

梅雨といえば、アジサイです。この辺でアジサイが美しいのは救馬渓観音寺です。厄除けで有名なお寺ですが、アジサイ園があり、オススメです。記念館周辺のアジサイの写真を紹介します。アジサイはかつてはユキノシタ科でしたが、新しい分類ではアジサイ科になっています。雨に濡れると美しさが冴えます。

玉のようなアジサイの学名はHydrangea macrophylla で種小名のmacroは「おおきい」、 phyllaは「葉」なので、大きな葉のアジサイという意味です。庭園で栽培され、シーボルトがヨーロッパに紹介したときの学名がお滝さんにちなんだ名であったことが有名です。ヨーロッパでも品種改良がすすみ、たくさんの園芸品種があります。ガクアジサイはこの辺の海岸に自生しますが、庭園によく植えられています。こちらは種小名のあとにf.normalisがつきます。普通のアジサイは装飾花がほとんどですが、ガクアジサイは正常な両生花は小型で多く、装飾花が少ないです。高野山や熊野古道など山の方にいくと、少し小型で色の濃いガクアジサイと違うヤマアジサイが観られます。
記念館のガクアジサイ