マエオカテツヤの和歌山妖怪大図鑑特別展開始:6月8日

皆さん、こんにちは。記念館の「チョボいち」です。
特別展、始まりました。マエオカテツヤ氏の和歌山の妖怪51作品と、熊楠の妖怪談4点です。

マエオカテツヤ氏の自筆色紙2枚がお出迎えします。妖怪をこよなく愛する漫画家マエオカテツヤ氏の「妖しの世界へのご案内」は是非ご一読ください。なくなった漆黒の闇、棲み家を追われた妖怪達を、絶滅から守るために、後世に妖怪たちのことを伝えたい、その思いが伝わってきます。

熊楠は妖怪について沢山の文章を残しています。例えば、蛇柳。江戸時代には歌舞伎で演じられて有名で、高野山ではよく知られた柳だったようですが、今は柳は枯れてしまって、蛇柳供養塔でその面影を想像するしかありません。しかし、熊楠の文章を読み、蛇柳の標本を見ると、昔の人々の様々な思いがよみがえってくるような気がします。詳しくは展示を御覧下さい。熊楠の難解そうな文章も妖怪から入って戴くと、親しみやすいように思えます。ぜひ、特別展を御覧戴き、マエオカテツヤ氏の作品の魅力を感じていただき、熊楠の文系科学にも親しんでいただきたいと思っています。