皆さんこんにちは.記念館の「チョボいち」です。
屋上から塔島方面を見ると、こずえ一面が白い花で覆われた常緑樹が見えます。
2カ所の↑の上にクロバイの白い花が見えます。
少し拡大してみました。
これはハイノキ科SymplocaceaeのクロバイS.prunifolia Siebold et Zucc.です。 漢字では「黒灰」です。別名「トチシバ」「ソメシバ」「ハイノキ」で、 材の灰を媒染料に、葉を食品の染料に用いていたそうです。江戸時代のボタニカルアートである「本草図譜」に 絵とともに出ています。熊楠が使った「本草図譜」は、本館で展示しています。今では全く使われませんが、かつては有用植物であったようです。 白浜では、コジイ、コバノミツバツツジ、フジなどと同じ時期に咲きます。
屋上から京大水族館方面にも見えます。