みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。
◀セミ時雨
夏も後半戦、番所山ではクマゼミが少なくなり、アブラゼミが力強く鳴いています。
今朝、歌碑前の階段を上っていくと・・・ ガサガサガサ・・・
私「あ!ハビです!」 ※白浜弁で「ハビ」はマムシのことです。
◀アオダイショウ
よく見たら、アオダイショウでした(写真が分かりづらいですが、写真中央にいます。左に頭を向けています)。1m位の中サイズです。今年の白浜ではアオダイショウが多い感じがします。
館の裏口では、イチモンジセセリがお出迎えです。胴部が太いために蛾の仲間と思われがちですが、蝶々の仲間なんですよ。つぶらなお目めが可愛いです!^^
◀イチモンジセセリ
後翅の白い点々が一列に並んでいるのが名前の由来です。ズバッと切られたような白い模様で見分けてください。都会でもたくさん見られるので、みなさんのお家の周りにもいると思います!
そのお隣には、ヒガシキリギリスがいます。岡山あたりが境目で、それより東がヒガシキリギリス、西がニシキリギリスらしいです(2000年以前は、キリギリス1種とされていました)。
◀ヒガシキリギリス
この子は産卵管が長いので♀ですね。そろそろ成熟して、「ギーーチョン」という鳴き声を聞かせてくださいな。ちなみに、鳴くのは♂だけです。
※余談・・・キリギリスは秋が終わる頃に生を全うして死に絶えるので、童話「アリとキリギリス」のように夏に怠けてるから飢え死にするという認識は間違っています。キリギリスの名誉のために、あえて付け加えさせていただきました!笑
中へ入ると、次はトイレの前にカニがいます!><
◀カ、カニ・・・??
◀クロベンケイガニ?
番所山には赤色のベンケイガニも住んでいるのですが、これはちょっと違うのでクロベンケイガニでしょうか??
それから、新館の階段で捕獲されたニホンヤモリの赤ちゃんです!
◀赤ちゃんヤモリ
ヤモリは「家守」とも呼ばれます。記念館の周りの虫をいっぱい食べて、大きく育ってください。カニもヤモリも外へリリースしました!^^
さてさて、こちらでは自由研究に邁進するご家族です。立派な粘菌標本を仕上げていました!
◀自由研究も佳境です!
◀立派な標本箱です!
楽しかった夏休みはもうすぐ終わりですが、9月になっても番所山の自然はまだまだ楽しめます!みなさん、是非遊びに来てくださいね。