みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。
昨日(7/23)、当館および番所山をフィールドに植物観察会を開催いたしました!
本日の特別講師は、和歌山県立自然博物館の館長・高須英樹先生です!
◀講義の様子
◀高須館長の講義に引き込まれます!
講義には、たくさんの植物標本を持ってきてくださいました。最初はこれ!
◀アオギリの種
アオギリの葉っぱに種が付いています!花が葉から変化したものだということが直感で分かります!
この他にも、ウバメガシです。2種類のドングリが付いているということなのですが・・・
◀ウバメガシのドングリ①
まぁ、真ん中に付いている、ちょっと小さなドングリがウバメガシのモノですよね~。。。
えっ?もう1つ・・・ありますか???
◀ウバメガシのドングリ②
あ!ココにちっちゃい、ちっちゃーーいドングリがあります!なぜ2種類なのでしょうか??その理由は・・・(衝撃!)
この他にも、メタセコイアの話やマツボックリの話、植物の進化の話など、、、講義の1時間があっという間に過ぎました!目から鱗が何枚も落ちて、自然を観る目が開眼したような気持ちになりました!!
15分の休憩をはさんで、後半は番所山を回りながら植物観察です!
◀出発前に、参加者の皆さんと記念写真♪
大人16名、小人3名、幼児1名の計20名にご参加いただきました。ありがとうございました。
◀後半の植物観察の様子
◀カミヤツデを観察
カミヤツデは日本でみられる植物の中で、最も大きい葉っぱを持つ植物なんだそうです!
◀シマナンヨウスギの横縞
この横縞は、1年1年伸びていった跡なんだそうです。数えていけば年齢が判明しそうです!
この他にも、アカメガシワの花外蜜腺の話や、モンステラの花を観たり、ネズミモチとトウネズミモチの見分け方などなど、盛りだくさんで、あっという間に12時になってしまいました。
◀まとめの様子
【参加者の感想】
・最初、講義が難しいのかな・・・と思って聞き始めましたが、先生のお話が楽しく興味をもってきくことが出来ました。普段何気なく見ていた植物ですが、これからは少し学術的視点で見てみようと思います。ありがとうございました。
・花についての考えが変わりました。でも今は美しいと思いで、接しています。
・これからは花ばかり見ないで茎もまじまじと眺めるようになりました。(高須先生の説明はわかりやすかったので)
・植物のことは、いつも本で調べて同定しているだけだったので、実際に歩いて観て、説明を受けると、自分の中への入り方が随分異なるなと感じました。もっともっと、あれなに?これなに?と聞いてみたかったので、ぜひ季節ごとにしてほしいです。高須先生の植物から広がるちょっといた雑学もとてもよかったです。
・学生時代に戻った感で楽しかったです!新しい発見もありました。