みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。
今日は、現在開催中の特別展「熊野・熊楠を愛したアーティストたち」のレポートです。
新館2Fの展示室を出たところ、屋上から階段でおりてきたところに看板があります。
ながーーい履歴書を横目に奥へ続く廊下を進んでいくと、旧館に入ります。
著作権もありますので、写真の掲載はできないのですが、展示してある主要な作品としましては・・・
・「熊野本宮大社」斎藤吾郎【絵画】←(よく探すと、南方熊楠先生がおります!)
・「南方熊楠先生の肖像同略年譜」「洞門」「南方熊楠」稲田米花【絵画】
・「塔島風景」原勝四郎【絵画】
・「読書に耽る幼年の熊楠」清水崑【絵画】←(和漢三才図絵を記憶している様子でしょうか!)
・「雨にけふる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思う」北白川房子内親王【書】
・「紫の花、天井に」より、弓場龍渓【書】←(死に際、天井に楝の花が見える…)
・「Hirakihimi<森の声を聞く>」高田光治【造形】←(粘菌やキノコをモチーフにしたアート作品群!)
・「干支色紙」九鬼宮司【色紙】
・「南方熊楠が愛した猫たち」Ura【羊毛造形】
これに加えて、ゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげる先生の色紙や猫楠の初版本やチェーンソーアート世界チャンピオンの城所ケイジ氏の十二支像(熊楠の十二支考にちなみ製作されたそうです)、南方熊楠記念館の新館をデザインしてくださった小嶋一浩さんのご紹介のコーナー等々もあります。
なお、会期は2017年8月31日までとなっております。こちらは、入館料500円で両方ともご覧いただけるので、どうぞ一緒にお楽しみくださいね。ご来館、お待ちしております!